2025年度後期情報特許論

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング GP231403
開講学科等 情報通信工学部-情報工学科
教員名 越後 富夫
越後 富夫
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e8%b6%8a%e5%be%8c%e3%80%80%e5%af%8c%e5%a4%ab

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目的

知的立国を目指し,知的財産の重要性が認識されている社会において,特許の仕組みを説明し,権利取得の重要性を学ぶ.また,発明を特許出願するまでの過程を知ることで,特許検索方法と特許情報の理解,および将来の特許出願を促進するための,特許内容の理解を習得する.さらに,課題として収集した特許公報を,各自が全員にプレゼンテーションし,特許明細書の内容把握を実現する. また,複数グループに分かれ,グループごとに与えられた課題から特許のアイデアを創出し,グループごとにプレゼンテーションする.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 面接授業:A 知的財産権 事前学修 シラバスを読んでおく.(2時間)
事後学修 評価方法,今後の予定を確認する.(2時間)
2 面接授業:A 発明と特許 事前学修 特許になる例,ならない例を調査する.(2時間)
事後学修 発明についてノートを整理する.(2時間)
3 面接授業:A 特許情報の調査 事前学修 特許データベースへ接続する.(2時間)
事後学修 特許情報についてノートを整理する.(2時間)
4 面接授業:A 出願書類の書き方 事前学修 特許明細書をダウンロードする.(2時間)
事後学修 特許書類についてノートを整理する.(2時間)
5 面接授業:A 出願から登録まで 事前学修 登録に要する費用を調査する.(2時間)
事後学修 特許出願についてノートを整理する.(2時間)
6 面接授業:A 外国での特許取得 事前学修 海外における特許を検索する.(2時間)
事後学修 海外特許についてノートを整理する.(2時間)
7 面接授業:A 特許以外の知的財産権 事前学修 実用新案,意匠,商標登録,著作権について検索する.(2時間)
事後学修 知的財産権についてノートを整理する.(2時間)
8 面接授業:G 特許情報の解説1(特許の検索) 事前学修 特許庁の電子図書館で特許を検索する.(3時間)
事後学修 特許情報を取得する.(3時間)
9 面接授業:G 特許情報の解説2(明細書内容の把握) 事前学修 興味ある明細書を精読する.(3時間)
事後学修 関連技術を調査する.(3時間)
10 面接授業:G 特許情報の解説3(発表資料作成) 事前学修 発表資料を作成する.(3時間)
事後学修 発表した特許の活用例を調査する.(3時間)
11 面接授業:G 特許情報の解説4(質疑応答) 事前学修 特許情報を復習する.(3時間)
事後学修 他の発表者の特許情報を調査する.(3時間)
12 面接授業:F アイデアの提案 事前学修 課題解決手段から類似技術を検索する.(2時間)
事後学修 アイデアを創造する.(2時間)
13 面接授業:F アイデアの提案(質疑応答) 事前学修 アイデアを創造し,類似技術を検索する.(2時間)
事後学修 ワークブックで解答する.(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
〇 修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-P-1-1】
 ・ 何が特許となり得るか説明できる.
 ・ 特許出願方法が説明できる.
 ・ 特許以外の知的所有権を説明できる.
〇 修得する資質・能力: コミニュケーション力、態度・志向性【DP-P-2-1】
 ・ 特許明細書を読んで内容が説明できる.
〇 修得する資質・能力: 創造力 【DP-P-4-1】
 ・ 発明に繋がる新規性のアイデアを創造できる.

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 30% 40% 30% 30% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 10% 15% 15% 30% 30% 10% 100%
プレゼンテーション 55% 10% 30% 30% 30% 100%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 5% 10% 70% 20% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 19% 27% 29% 23% 2% 100%

教科書・参考書

参考書
「産業財産権標準テキスト」総合編,発明協会制作,特許庁企画

オフィスアワー

質問は,木曜日13:00-14:00にA14へ来ること. 学内外の用務のため,オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります.その場合は,電子メールで問い合わせてください.

その他

各自,従来特許を特許庁データベースからダウンロードし,内容をプレゼンテーションすることを課題とする.
プレゼンテーションを行うには,10回以上の出席回数を必要とする(遅刻,病欠を除く).
プレゼンテーションを行っていない学生は,E評価とする.
・授業内外の課題について、解答あるいは考え方を適宜解説する。
・期末試験は、希望があれば、解答例あるいは総評を適宜開示する。

実務経験のある教員による授業科目

担当教員は,企業研究所において特許評価担当に従事した経験があり,出願に到るまでの知識は就職後に重要となる.講義内容は経験に基づいて構成している.