2025年度後期流体力学

曜日・時限	月曜日３時限	期別	後期	週時間数	2
ナンバリング	EU230322
開講学科等	工学部-電子機械工学科
教員名	山本　剛宏山本　剛宏職務履歴 https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%b1%b1%e6%9c%ac%e3%80%80%e5%89%9b%e5%ae%8f 教員情報データベースに遷移します

目的

流体を扱う学問は実験を中心とする水力学と理論を中心とする流体力学の二つに大別されるが、いずれも機械工学科の必須の学問になっている。本講義では、水力学前半の重要事項について講義を行う。本講義では、静止流体中の圧力および流動している流体中の圧力と流速の関係を解析できるようになることを目的とする。

授業計画

授業回	形式	学修内容	学修課題
1	A	流体の圧力、密度、比容積	事前学修	学習の基礎となる数学について復習しておくこと（3時間）
1	A	流体の圧力、密度、比容積	事後学修	例題を解いて習熟すること（2時間）
2	A	流体の粘性	事前学修	ニュートンの粘性の法則を予習しておくこと（2時間）
2	A	流体の粘性	事後学修	粘度の概念になれること（2時間）
3	A	圧力の性質・種々の圧力の単位	事前学修	大気圧および圧力の測定法について予習しておくこと（2時間）
3	A	圧力の性質・種々の圧力の単位	事後学修	例題を解いて習熟し、種々の圧力の表現法を覚えること（2時間）
4	A	マノメータの原理	事前学修	マノメータの意味を調べておくこと（2時間）
4	A	マノメータの原理	事後学修	差圧の測定法を身につけること（3時間）
5	A	パスカルの原理・アルキメデスの原理	事前学修	パスカルの原理およびアルキメデスの原理について調べておくこと（2時間）
5	A	パスカルの原理・アルキメデスの原理	事後学修	例題を解いて習熟すること（2時間）
6	A	液体の表面張力・毛管現象	事前学修	濡れ性についてを調べておくこと（2時間）
6	A	液体の表面張力・毛管現象	事後学修	毛細管を上昇する水の挙動を理解すること（2時間）
7	A	容器の側壁に働く力	事前学修	圧力と力の関係を復習しておくこと（2時間）
7	A	容器の側壁に働く力	事後学修	水の入った容器に働く力の計算法に習熟すること（2時間）流体力学１の前半の授業内容全般の復習をする（1時間）
8	A	主流と境界層	事前学修	境界層について調べておくこと（2時間）
8	A	主流と境界層	事後学修	層流境界層と乱流境界層に関する例題を解くこと（2時間）
9	A	連続の式	事前学修	流量について予習すること（2時間）
9	A	連続の式	事後学修	連続の式は質量保存則の一形態であることを理解する（2時間）
10	A	ベルヌーイの定理	事前学修	ベルヌーイの定理を調べておくこと（2時間）
10	A	ベルヌーイの定理	事後学修	管内の圧力、速度、位置の関係を身に着けること（2時間）
11	A	ベルヌーイの定理の応用	事前学修	基本問題を解いておくこと（3時間）
11	A	ベルヌーイの定理の応用	事後学修	容器側壁に取り付けた管路からの流出を理解すること（2時間）
12	A	標準ピトー管	事前学修	速度測定法に目を通しておくこと（2時間）
12	A	標準ピトー管	事後学修	標準ピトー管を用いた速度測定に習熟する（2時間）流体力学１の授業内容全般の復習をする（2時間）
13	A	流体の計測法	事前学修	流体計測法を調べておくこと（2時間）
13	A	流体の計測法	事後学修	具体的事例を挙げて測定法に習熟すること（2時間）流体力学１の授業内容全般の復習をする（2時間）

授業形式記号

A:一斉授業（通常の講義）
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など

D:調査分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク（ディスカッション・ディベートを含む）

G:プレゼンテーション
H:地域・企業　連携型学習
I:その他

到達目標

流体の基本的性質が理解でき、容器内などの静止流体中の圧力や管路内の流れに関する簡単な実用的問題を解決する能力を身につける。
この科目を受講することによって，ディプロマポリシーに示した電子機械工学の専門知識とその応用力の修得が達成できる。

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
　　修得すべき資質・能力：知識・理解力、応用力【DP-H-1-1】
　　　　・流体の基礎物性の意味を説明できる。
　　　　・容器内の流体の圧力分布および物体にかかる力を計算できる。
　　　　・ベルヌーイの定理を用いて、運動している流体の流速および圧力を計算できる。
　　　　・ベルヌーイの定理を応用して，流体の流量計測の方法を示すことができる。

評価方法と評価観点

評価方法	配点合計	知識・理解力	応用力	コミュニケーション力	態度・志向性	創造力	合計
定期試験またはレポート試験	60%	50%	50%				100%
小テスト、小論文	40%	50%	50%				100%
グループワーク							0%
プレゼンテーション							0%
レポート、宿題							0%
授業での姿勢（ノート、質疑など）							0%
作品、パフォーマンス（実技、実演）							0%
その他1(具体的に：							0%
その他2(具体的に：							0%
	100%	50%	50%	0%	0%	0%	100%

教科書・参考書

（教科書）井口学、西原一嘉、横谷真一郎著、「演習流体工学」、電気書院

オフィスアワー

火曜日 16:30-17:30 （A-S263）
学内外の用務のため、オフィスアワーでも教員が教員室に不在の可能性があります。

その他

教科書を用いた講義及び演習を行うので、毎時間必ず持参すること。
講義の進捗に合わせて、小テスト等を行う。
課題（試験・レポート等）については授業中または掲示で解答例を示す。
上記内容は、諸般の事情により変更することがある。

実務経験のある教員による授業科目

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