2025年度前期無機材料化学

曜日・時限 木曜日4時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN330231,EU220216
開講学科等 工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
教員名 松野 進
松野 進
職務履歴

目的

周期律表に沿って各元素の基本的な性質、および、社会で用いられている実用例を学び,基礎から応用まで理解できるようになることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A:一斉授業(通常の講義) 1. 無機化学と環境、資源、産業のかかわり
(1) 地球資源、レアメタル
事前学修 1. テキストの9章9-1を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。(3時間)
事後学修 1. 地球資源と可採掘年数、レアメタルの特性と実用例について整理する(2時間)
2 A:一斉授業(通常の講義) 1. 無機化学と環境、資源、産業のかかわり。
(2) 化学薬品の工業的な製造と用途。
事前学修 1. テキストの9章9-2を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。
(3時間)
事後学修 1. 代表的な無機化合物の製造法と用途を整理する。
(2時間)
3 A:一斉授業(通常の講義) 1. 貴ガス、二原子分子。
事前学修 1. テキストの10章10-1を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。
(3時間)
事後学修 1. 貴ガスや二原子分子の特性と実用例について整理する。
(2時間)
4 A:一斉授業(通常の講義) 1. 共有結合結晶、アルカリ金属、アルカリ土類金属
事前学修 1. テキストの10章10-2を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。
(3時間)
事後学修 1. 共有結合結晶の構造の理解、アルカリ金属とアルカリ土類金属の特性と実用例について整理する。
(2時間)
5 A:一斉授業(通常の講義) 1. 13族元素: ホウ素、アルミニウム
2. 第15族元素:窒素、リン
事前学修 1. 第13族元素の構造、特性について調べる。
2. 第15族元素の構造、特性について調べる。
(3時間)
事後学修 1. 第13族元素の構造、特性と実用例について整理する。
2. 第15族元素の構造、特性と実用例について整理する
(2時間)
6 A:一斉授業(通常の講義) 1. 第14族元素:炭素、ケイ素
2. イオン結晶、共有結合性結晶
事前学修 1. 第14族元素の構造、特性について調べる。
2. テキストの13章を読んで、イオン結晶、共有結合性結晶の構造、特性について調べる
(3時間)
事後学修 1. 第14族元素の構造、特性と実用例について整理する。
2. イオン結晶、共有結合性結晶の構造、特性と実用例について整理する。
(2時間)
7 A:一斉授業(通常の講義) 1. 第16族元素:酸素、硫黄
事前学修 1. 第16族元素の構造、特性について調べる。
(3時間)
事後学修 1. 第16族元素の構造、特性と実用例について整理する。
(2時間)
8 A:一斉授業(通常の講義) 1. 第17族元素:ハロゲン
事前学修 1. 第17族元素の構造、特性について調べる。
(3時間)
事後学修 1. 第17族元素の構造、特性と実用例について整理する。
(2時間)
9 A:一斉授業(通常の講義) 1. 第一(第4周期)遷移元素
事前学修 1. テキストの12章12-1,12-2を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。
(3時間)
事後学修 第一(第4周期)遷移元素の構造、特性と実用例について整理する。
(2時間)
10 A:一斉授業(通常の講義) 1. 第二・第三(第5・6周期)遷移元素
事前学修 1. テキストの12章12-3を読んで、既知・未知の事柄の仕分けをする。未知の内容について下調べをする。
(3時間)
事後学修 1. 第二・第三(第5・6周期)遷移元素の構造、特性と実用例について整理する。
(2時間)
11 A:一斉授業(通常の講義) 1. 合金、格子欠陥、超伝導体と磁性体
事前学修 1. テキストの14章を読んで、合金の種類と特性、格子欠陥、超伝導体と磁性体の原理について調べる。
(3時間)
事後学修 1. 合金の種類と特性、格子欠陥、超伝導体と磁性体の原理、実用例について整理する。 
(2時間)
12 A:一斉授業(通常の講義) 1. 水素、水素化物 事前学修 1. テキストの15章を読んで、水素の性質と製造法、水素化物の構造と特性について調べる。
(3時間)
事後学修 1. 水素の性質と製造法、水素化物の構造と特性と実用例について整理する。
(2時間)
13 A:一斉授業(通常の講義 1. 希土類元素、X線回折 事前学修 1. 希土類元素の特性、X線回折の原理について調べる
(3時間)
事後学修  1. 希土類元素の特性と応用、X線回折の原理と解析方法について整理する。
(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

環境科学科のディプロマポリシー【DP-U-2-2】:『科学的な思考で判断決断し、粘り強い意志で行動し、問題解決に取り組める』
・元素の基礎的な知識を習得できる。・元素がどのように社会に役立っているかを理解できる。・習得した知識を基に科学的な思考で判断決断ができる。
基礎理工学科ディプロマポリシー【DP-N-1-1】:「基盤科学における基礎的な専門知識を有し、それらを適切に応用する能力を備えている」
・元素の基礎的な知識を習得できる。・元素がどのように社会に役立っているかを理解できる。・習得した知識を基に科学的な思考で判断決断ができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 60% 20% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 60% 20% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 100% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 54% 18% 0% 10% 18% 100%

教科書・参考書

教科書:無機化学の基礎 坪村他共著 化学同人

オフィスアワー

・面接授業の場合:授業終了後に教室で質問を受付ます。
・遠隔授業の場合:質問などの連絡は,oecuメールで受け付けます。

その他

・レポートなど提出物の提出締切日は厳守してください。
・レポート、定期試験は返却しません。
・本科目は基礎理工や環境科学の分野の技術者にとって必須の学問であるので全員が履修すること。
・レポート提出なし、定期試験を受けない、授業すべて欠席の場合は、E判定とします。

実務経験のある教員による授業科目

当該科目である無機系材料,特に金属系材料に関して,25年以上民間企業の研究・技術部門にて実務経験を有する。重複期間ながら、企業、大学、工業高等専門学校と共同研究の実務経験を有する。