2025年度前期パルス回路

曜日・時限 水曜日2時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング GF330108
開講学科等 情報通信工学部-通信工学科
教員名 光本 浩士
光本 浩士
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%85%89%e6%9c%ac%e3%80%80%e6%b5%a9%e5%a3%ab

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目的

通信工学の基礎知識として重要な電子回路を用いたパルス回路に関する知識を学び、回路シミュレータにより実習を行い理解を深める。
身の回りの製品には、ディジタル回路が広範囲に使用されている。このディジタル回路を動作させるためには、正確なパルスが必要である。ディジタル通信の基本的な信号でもある。本講義の目的は、パルス回路の原理、動作原理を理解し、教室での座学にとどまらず、コンピュータによる回路シミュレーターソフトを使い、実際のパルス回路の動作を理解することである。一人ひとりが回路を作成でき、電子回路に興味が湧くと期待している。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 電気の基礎知識
パルス波形1
事前学修 基礎電気回路の直流部分を復習する(2時間)
事後学修 出題された電気基礎に関する課題の復習、合成静電容量について復習する。(2時間)
2 A,C パルス波形2
RC回路の応答
事前学修 パルスについて調査する、RC回路について調査する(2時間)
事後学修 実効値の問題を重点的に復習する、演習問題3.3を自分でやってお、(2時間)
3 A,C ダイオードの作用 事前学修 ダイオードの特性について復習をする(2時間)
事後学修 理想的でないダイオードの特性について復習し憶える(2時間)
4 C 実習:MultiSimの使い方の説明、ダイオードとRCによるシミュレーション課題 事前学修 ダイオードを使った回路の入出力が答えられるように復習をする(2時間)
事後学修 授業で扱ったダイオードを使った回路を自分だけで作成し動作させることを復習する(2時間)
5 A,C トランジスタのスイッチ作用 事前学修 トランジスタの仕組みについて今まで学んだ内容を復習をする(2時間)
事後学修 トランジスタをスイッチとして理解復習する(2時間)
6 A,C トランジスタのスイッチ作用 FETについて 事前学修 FETトランジスタについて予習する(2時間)
事後学修 FETのONOFF回路について復習する(2時間)
7 C 実習:トランジスタのスイッチ作用の課題、ベース電圧の測定、
グラフ化
事前学修 第7回で扱った回路を復習する(2時間)
事後学修 マルチメータ、オシロスコープの操作を復習する(2時間)
8 A,C トランジスタとRC回路の組み合わせ
トランジスタの理想的なスイッチ特性からのズレ
事前学修 トランジスタのスイッチとしての動作を調査する(2時間)
事後学修 講義で扱わなかった回路を自分で理解する(2時間)
9 C 実習:トランジスタとRC回路の組み合わせ課題、各点の電圧測定 事前学修 MultiSimの操作復習(2時間)
事後学修 出された課題を自分だけでできるようにする(2時間)
10 A,C パルスの発生回路 マルチバイブレータ1
無安定マルチバイブレータ
事前学修 パスル発生回路の調査(3時間)
事後学修 マルチバイブレータの動作を理解する(3時間)
11 A,C パルスの発生、マルチバイブレータ2
単安定マルチバイブレータ、双安定マルチバイブレータ、シュミット回路
事前学修 授業計画にある各回路について調査する(3時間)
事後学修 講義で扱った回路を復習する(3時間)
12 C 実習:パルスの発生回路のシミュレーション 事前学修 マルチバイブレータ回路を復習する(3時間)
事後学修 出された課題を自分だけでできるようにする(3時間)
13 A,C まとめ
問題による演習
事前学修 全体を復習する(3時間)
事後学修 できなかった問題をテキスト、ノートを利用し解く(3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

○修得する資質・能力:知識:理解力、応用力【DP-F-1-1】
1.電気基礎の計算ができる。
2.RC回路応答の仕組みを説明できる
3.ダイオード、トランジスタを用いた回路の動作原理を説明できる
4.パルスの発生回路の動作を説明できる
5.回路シミュレーションソフトの操作ができる

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 75% 90% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 0%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 5% 100% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 授業ごとの確認問題::::: 20% 70% 30% 100%
その他2(具体的に: 0%
100% 82% 14% 0% 5% 0% 100%

教科書・参考書

本年度は指定しておりません。板書で行います。
以前は
「電子回路3」渡邊英夫、長島富太郎著:森北出版 
を指定していましたが、現在絶版になっています。

オフィスアワー

水曜日13:10 - 14:10 教員室:A号館2F 43室

その他

遅刻はしないこと。レポートや課題の提出期限は厳守して下さい。
合格点に達していない場合、出席数が50%を超えていなければ、E評価とする。出席数が50%を超えるとは、開講が13回ならば出席数が7回以上のことです。
上の授業計画において、「実習」となっている週は、MC2の演習室で授業を行います。
PC、スマホなどのデジタル機器は机の上に置かずしまっておくこと。無断での撮影は禁止する。授業では板書するので各自で書き留めること。
講義では最後に5分程度のテストをします。教員の指示に従わない場合は減点をすることがあります。
課題については、授業内で適宜、解説・解答を行い、フィードバックします。

実務経験のある教員による授業科目