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2025年度前期
電波法規
曜日・時限
月曜日3時限
期別
前期
週時間数
2
ナンバリング
GF430209
開講学科等
情報通信工学部-通信工学科
教員名
服部 博文
服部 博文
職務履歴
目的
デジタル技術の発達に伴って、無線通信技術は著しい発展を遂げている。とりわけ、スマートフォン等の陸上移動通信・衛星通信を含めた船舶通信・航空無線等の分野で飛躍的に進歩している。また、無線LAN、事故防止のための運転支援や自動運転を見据えた自動車用電波機器、物品や状況管理の医療用機器、電子タグ、構内無線等や微弱電波機器の利用の拡大が著しい。一方、これら電波利用の拡大によって利用可能周波数が逼迫し、より高度なデジタル化技術の導入による公平で効率的な利用が求められている。電波の利用に関した国際法を受けて、我が国は免許制度を基本に電波法や関連規則等で各種の技術条件や規格等を詳細に定めている。無線通信分野に携わる者は、この電波法や関連規則等を良く理解し率先して遵守する必要があり、これら関係法令の講義を通して理解を進めるとともに無線従事者免許の取得に役立つよう授業を進める。
授業計画
授業回
形式
学修内容
学修課題
1
A
電波利用発展の歴史と国際、国内無線通信法制の成立
事前学修
シラバスを読んでおく。(採用教科書を入手した者は大まかに目を通しておく。) 2時間
事後学修
電波の歴史等について復習を行い、興味を持った事やわからないところを整理する。 2時間
2
A
電波法の構成と概要
事前学修
電波利用の歴史等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
電波法の構成等について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
3
A
無線局の免許(その1)(無線局開設の根本基準・欠格事由・予備免許等)
事前学修
電波法の構成等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線局の免許について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
4
A
無線局の免許(その2)(免許申請・包括免許・運用開始・免許の継承等)
事前学修
無線局の免許等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線局の免許について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
5
A
無線設備(その1)(電波の質・空中線電力等)
事前学修
無線局の免許等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線設備について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
6
A
無線設備(その2)(送信設備の一般的条件等)
事前学修
無線設備等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線設備について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
7
A
無線設備(その3)(受信設備の一般的条件・安全施設等)
事前学修
無線設備等の質問箇所をまとめ準備する。 4時間
事後学修
無線設備について復習を行い、わからないところを整理する。 4時間
8
A
無線従事者(その1)(無線従事者の定義,操作範囲等)
事前学修
無線設備等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線従事者について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
9
A
無線従事者(その2)(免許を与えない場合・主任無線従事者等)
事前学修
無線従事者等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線従事者について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
10
A
無線局の運用(その1)(運用の基本原則・混信の防止等)
事前学修
無線従事者等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線局の運用について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
11
A
無線局の運用(その2)(秘密の保護・業務書類等)
事前学修
無線局の運用等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線局の運用について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
12
A
監督(無線局の免許取り消し・従事者の免許取り消し・無線局の検査簿・非常通信等)
事前学修
無線局の監督等の質問箇所をまとめ準備する。 2時間
事後学修
無線局の監督について復習を行い、わからないところを整理する。 2時間
13
A
罰則・まとめ
事前学修
罰則等の他、全体を通しての質問箇所をまとめ準備する。 4時間
事後学修
罰則等の他、全体について復習を行い、わからないところを整理する。 4時間
授業形式記号
A:一斉授業(通常の講義)
B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
C:体験、実験、実習、演習など
D:調査 分析、解析など
E:ものづくり、作品制作
F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
G:プレゼンテーション
H:地域・企業 連携型学習
I:その他
到達目標
○修得する資質・能力: 知識・理解力、応用力 【DP-F-1-1】【DP-F-2-1】【DP-F-3-1】【DP-F-3-2】
電波法や関連規則等の中でも重要とされている部分を中心に、設問に対する論理的な判断や解答ができる能力を修得することができる。併せて第一級陸上無線技術士国家試験等に出題される範囲の電波法や関連規則等について理解を深め、合格できる学力を身につけることができる。さらに、電波利用における知識等を通じて社会に対しての思いやりを実践するための一つの礎を構築できる。
評価方法と評価観点
評価方法
配点合計
知識・理解力
応用力
コミュニケーション力
態度・志向性
創造力
合計
定期試験またはレポート試験
70%
50%
10%
10%
15%
15%
100%
小テスト、小論文
0%
グループワーク
0%
プレゼンテーション
0%
レポート、宿題
30%
30%
30%
20%
20%
100%
授業での姿勢(ノート、質疑など)
0%
作品、パフォーマンス(実技、実演)
0%
その他1(具体的に:
0%
その他2(具体的に:
0%
100%
44%
16%
13%
16%
10%
100%
教科書・参考書
教科書『電波法大綱』(改訂24版 令5.7.20発行)
情報通信振興会(ISBN978-4-8076-0978-9)、及びプリントを適宜使用します。
オフィスアワー
質問や疑問等がある場合、授業終了後に質問を受け付けます。また、随時電子メールでも受け付けます。
その他
欠席回数が6回以上の者は、定期試験や学習到達度確認を受験したとしてもE評価(評価不可能)とします。
課題については、授業内で適宜、解説・解答を行い、フィードバックします。
卒業・履修による第一級陸上特殊無線技士・第三級海上特殊無線技士の免許取得の指定科目です。
電波利用に携わる者は、社会の共有の空間において公平かつ能率的に電波を利用し社会のために貢献しなければなりません。特に、そのための心構え等を学ぶ者の基本に電波法規があります。社会に対する思いやりの姿勢を基盤に勉学を進めることを望みます。
実務経験のある教員による授業科目
長年にわたり電波監理・無線通信の実務に携わった経験で得られた知識を交えて講義します。
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