1 |
A,C |
電磁気学2で扱う磁界を理解するうえで基礎となる電流の性質について、電磁気学1で扱った電荷や電位との関係において述べる。また抵抗とオームの法則の基本事項について、電磁気学的は方法で説明する。
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事前学修 |
電流と電荷の関係をプリントで調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
電流から電荷量を計算できる様にすること(2時間)。 |
2 |
A,C |
様々な素材の抵抗を求めるときに重要な抵抗率を説明する |
事前学修 |
抵抗率について予習しておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
抵抗率から電線等の抵抗値を求める様にすること(2時間)。 |
3 |
A,C |
様々な形状の素材の抵抗率が与えられたとき、電流の流れるある特定の方向に対する抵抗を求める方法を例題や演習問題により説明する。 |
事前学修 |
抵抗率と抵抗の関係を復習しておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
円筒形や球形の導体と抵抗率を例題により計算できる様にすること(2時間)。 |
4 |
A,C |
磁石等の磁性体によって生じる磁界の性質を述べ、正負すなわちN極とS極の間に働く力と、二つの磁極を有する磁石間に働く力を説明する |
事前学修 |
磁性体の間のクーロンの法則を予習すること(2時間)。 |
事後学修 |
二つの磁石間に働く力を例題により求められる様にすること(2時間)。 |
5 |
A,C |
磁石が微小な場合の磁気ダイポールよる周囲の磁界を、磁位の概念を導入して極座標で表すことにより導出する。磁石の磁極の大きさと長さの積で与えられる磁気モーメントについて説明する。 |
事前学修 |
磁気ダイポールについて調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
磁気ダイポールよる周囲の磁界を例題により計算できる様にすること(2時間)。 |
6 |
A,C |
電流によって発生する磁界の特徴を述べ、アンペアの周回積分の法則について説明する。また、無限長円柱導体の内外やソレノイドコイル内に発生する磁界の計算方法を示す。 |
事前学修 |
アンペアの周回積分の法則について予習のこと(2時間)。 |
事後学修 |
無限長直線電流や無限長ソレノイドコイルによる磁界を例題により求める様にすること(2時間)。 |
7 |
A,C |
微小な長さの電流によって発生する磁界を表すビオ・サバールの法則を導入し、有限長直線電流によって周囲に発生する磁界を求める公式を導出する。またこの公式により、正三角形や正方形等の正多角形電流回路の中心に発生する磁界を求める方法を説明する |
事前学修 |
ビオ・サバールの法則を用いる計算を復習しておくこと(4時間)。 |
事後学修 |
有限長直線電流の周辺やや正多角形電流回路の中心に発生する磁界を求める方法を例題により計算すること(4時間)。 |
8 |
A,C |
環状ソレノイド内の磁界や磁束密度を計算する上で重要な磁気回路の概念を導入し、磁束と磁気抵抗および巻き数Nの電流による起磁力との関係を述べる。また、環状ソレノイドに隙間(すきま)の空気部分がある場合の磁束の計算方法を磁気回路を用いて説明する。 |
事前学修 |
磁気回路の概念を調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
環状ソレノイドに空気部分の隙間がある場合の磁束を例題により計算すること(2時間)。 |
9 |
A,C |
磁界が存在するとき電流に働く力である電磁力について説明する。また、電流コイルを磁界中においた場合に働く回転力(トルク)とコイルの磁気モーメント(等価磁石)との関係、平行2電流間に働く力(1Aの定義)、および荷電粒子に働くローレンツ力を示す |
事前学修 |
次回が電流に及ぼす力について予め調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
電流同士の間に働く力を例題により求める様にるすこと(2時間)。 |
10 |
A,C |
磁界が電流に及ぼす力から磁界が個々の運動する荷電粒子に及ぼすローレンツ力を導く。ローレンツ力から導体棒が磁界中を運動するときに発生する起電力を導出し、さらにファラデーの電磁誘導の法則とレンツの法則を説明する。 |
事前学修 |
ローレンツ力について予め調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
導体棒が磁界中を運動するときに発生する起電力を例題による計算できる様にすること(2時間)。 |
11 |
A,C |
環状ソレノイドの自己インダクタンスと相互インダクタンスの定義と鎖交磁束を用いた計算方法を述べる。また、環状ソレノイドの他に通信工学で大変重要な同軸円筒導体や平行線導体間の自己インダクタンスの算出法を示す。 |
事前学修 |
環状ソレノイドコイルや己インダクタンスと相互インダクタンスについて予め調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
環状ソレノイドコイル、および同軸円筒導体や平行線導体間の自己インダクタンスの算出法を習得すること(2時間)。 |
12 |
A,C |
導体内を電流が流れる場合の自己インダクタンス(内部インダクタンス)を求めるもう一つの方法として、静磁エネルギー(磁気エネルギー)と自己インダクタンスん関係を用いる手法について説明する。 |
事前学修 |
静磁エネルギー(磁気エネルギー)について予め調べておくこと(2時間)。 |
事後学修 |
静磁エネルギーから内部インダクタンスを含めた自己インダクタンスを例題により求める様にすること(2時間)。 |
13 |
A,C |
アンペアの周回積分の法則とファラデーの電磁誘導の電磁誘導の法則に、変位電流の概念とストークスの定理を適用し、すべての電磁現象の基礎となるマクスウェルの方程式の導出を行う。また電界と磁界を複素交流信号で表すと、マクスウェルの方程式から平面波を示す解が簡単に導かれることを説明する。 |
事前学修 |
今まで学んだ内容を復習しておくこと(4時間)。 |
事後学修 |
本科目で学んだ内容をさらに専門科目で活用すること(4時間)。 |