2025年度後期電気回路1

曜日・時限 水曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EH130401
開講学科等 工学部-電子機械工学科
教員名 月間 満
月間 満
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e6%9c%88%e9%96%93%e3%80%80%e6%ba%80

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目的

 私達の身の回りにある多くの電気機器や設備は電気で動作している。このような電気のエネルギーは「交流」という形で送られてくる。従って、電気機器や電気設備の設計・製造、保守等に携わる技術者を目指すには、交流回路の基礎知識を備えているだけでなく、計算技能にも習熟していることが求められる。
 「電気回路1」では、「基礎電気回路」で学んだ直流回路の計算技能を発展させ、単相交流回路についての基礎的な計算技術の習得を目指す。簡単な実験でイメージをつかみつつ、問題演習で計算能力を身につけるという授業構成である。
 計算能力は問題演習に数多く取り組めば、必ず身につきます。是非とも積極的に演習に取り組んで電気回路を得意にしていただきたい。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C ガイダンス
数学の基礎(三角関数、複素数)の復習
事前学修 テキスト(P.23-38)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
2 A, C 交流波形の表現方法 事前学修 テキスト(P.98-107)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
3 C, A 【実験】交流波形の観測
   オシロスコープの使い方
事前学修 実験の計画書を読んで、理解できな箇所を明確化する(2.3時間)。
事後学修 実験結果を見返し、課題に取り組むこと(2.3時間)。
4 A,C 複素ベクトル表現
(講義内容の理解度を調べる小テスト)
事前学修 テキスト(P.108-112)を読んで、理解できな箇所を明確化する(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、ノートにまとめること(2.3時間)。
5 A, C 演習(複素ベクトルの計算) 事前学修 これまでの授業の内容を見返して、不明点を明確にしておくこと(2.3時間)
事後学修 今回の計算演習を復習し、解けなかった問題を解き直す(2.3時間)。
6 A, C RLC素子の特性 事前学修 テキスト(P.116-121)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
7 A,C インピーダンス 事前学修 テキスト(P.122-127)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
8 C, A 【実験】R、L、C素子の特性を測る 事前学修 実験計画書を見て、わからない点を明確にしておくこと(2.3時間)。
事後学修 実験結果を見返して、課題に取り組むこと(2.3時間)。
9 C, A 交流回路の計算(直列回路、並列回路)
(講義内容の理解度を調べる小テスト)
事前学修 テキスト(P.128-132)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 今回の計算演習で解けなかった問題をもう一度解き直して答え合わせをする(2.3時間)。
10 A,C 分圧・分流回路の計算
(講義内容の理解度を調べる小テスト)
事前学修 テキスト(P.133-135)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
11 A, C 複素電力
(講義内容の理解度を調べる小テスト)
事前学修 テキスト(P.138-145)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
12 A,C 力率と力率改善
(講義内容の理解度を調べる小テスト)
事前学修 テキスト(P.146-149)を読んで、ノートにまとめること(2.3時間)。
事後学修 配布されたプリントを読み直し、できなかった問題を解き直す(2.3時間)。
13 C 授業の総復習と総合演習 事前学修 これまでの授業の内容を見返して、不明点を明確にしておくこと(2.3時間)
事後学修 今回の計算演習を復習し、解けなかった問題を解き直す(2.3時間)。

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

到達目標
・複素数を使って、単相交流回路の計算ができること
・ベクトル図を描くことができ、位相の概念を説明できること

本科目に関するディプロマポリシー
〇2024年度以降の入学生
 下記記載のカリキュラムマップを参照。
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
〇2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-H-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 70% 30% 100%
小テスト、小論文 20% 80% 20% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 20% 50% 50% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 0%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 教室の黒板を使っての解答発表(挙手制)::::::::::::::::::::::::::::::::::: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 68% 32% 0% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「電気回路教本」橋本洋志著オーム社
   ※1年前期のテキストと同じです。

オフィスアワー

・質問や問合せ等は、メールやSlackにて、随時受け付けます。
  【メールの宛先: tsukima@osakac.ac.jp】
・直接教員室へ来る場合は以下のオフィスアワーを利用して下さい
 (但し、不在の場合もあるため、事前予約が望ましい)。
  【毎週木曜日、13:00-14:30 A棟33室】

その他

・1年前期の「基礎電気回路」を先に履修しておくこと。
・小テストは直後に答え合わせを行う。期末テストの答案は返却しないが,答案の返却希望や解答の希望があれば対応する。

実務経験のある教員による授業科目

本講座は、電機メーカにて実務経験のある教員が行う授業である。本講座で学ぶ内容が実社会のどのような製品のどのような業務に役立つのか、学習内容の重要性が理解できるよう事例を交えて解説する。