2025年度後期材料力学2

曜日・時限 金曜日1時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング EJ230105
開講学科等 工学部-機械工学科
教員名 井岡 誠司
井岡 誠司
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e4%ba%95%e5%b2%a1%e3%80%80%e8%aa%a0%e5%8f%b8

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目的

「材料力学1」では材料力学の基礎的事項である,(1)引張・圧縮,(2)ねじり(せん断),(3)はりの曲げ応力について学びました.これに続けて,「材料力学2」では少し応用的な内容として,(1)はりの曲げ変形,(2)座屈について変形の解析方法を身につけることを目的とします.
「材料力学2」で学ぶ内容も,機械工学分野における基礎的な内容であり,機械技術者として必要な項目となっています.

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A はりのたわみ(1)(たわみ曲線の微分方程式,片持ちはり) 事前学修 教科書6.1節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を見直し,はりのたわみ曲線の微分方程式,およびたわみの求め方を理解する.(3時間)
2 A,C はりのたわみ(2)(演習:たわみ曲線の微分方程式,片持ちはり) 事前学修 教科書6.1節を読んで,前回の内容を見直しておく.(1.5時間)
事後学修 演習問題を自力で解くことができるようにしておく.(3時間)
3 A はりのたわみ(3)(単純支持はり) 事前学修 教科書6.1節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業で扱った内容を復習し,単純支持はりのたわみの求め方を理解する.(3時間)
4 A,C はりのたわみ(4)(演習:単純支持はり) 事前学修 教科書6.1節を読んで,前回の内容を見直しておく.(1.5時間)
事後学修 演習問題を自力で解くことができるようにしておく.(3時間)
5 A はりのたわみ(5)(不静定はりのたわみ-1 半固定はり) 事前学修 教科書6.2節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を復習し,半固定はりの解析法を理解しておく.(3時間)
6 A,C はりのたわみ(6)(演習:不静定はりのたわみ-1半固定はり) 事前学修 教科書6.2節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 演習問題を自力で解けるようにしておく.(3時間)
7 A はりのたわみ(7)(不静定はりのたわみ-2 両端固定はり) 事前学修 教科書6.2節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を復習し,両端固定はりの解析法について理解する.(3時間)
8 A,C はりのたわみ(8)(少し複雑なはりの問題) 事前学修 これまでのはりの問題を見直しておく.(1.5時間)
事後学修 演習問題を自力で解くことができるようにしておく.(3時間)
9 A はりのたわみ(9)(演習:不静定はりのたわみ-2 両端固定はり,少し複雑なはりの問題) 事前学修 7,8回目の授業の内容を見直しておく.(3時間)
事後学修 不静定はりの解析方法について復習し,わからないところを確認しておく.(2.5時間)
10 A 長柱の座屈(オイラーの座屈荷重,両端回転支点) 事前学修 教科書11.1.1項を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を復習し,オイラーの座屈荷重について理解しておく.(3時間)
11 A 長柱の座屈(端末条件) 事前学修 教科書11.1.2項を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を復習し,端末条件と座屈荷重の関係について理解しておく.(3時間)
12 A 長柱の座屈(偏心荷重を受ける長柱の座屈,座屈の実験式)
事前学修 教科書11.2節,11.3節を読んでおく.(1.5時間)
事後学修 授業内容を復習し,座屈について理解しておく.(3時間)
13 A,C はりのたわみ,座屈のまとめ,演習 事前学修 1~12回の授業内容を見直しておく.(3時間)
事後学修 はりのたわみの求め方,座屈について,不明な点があれば確認しておく.(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

 1.曲げ変形を受けるはりの変形量を計算することができる.
 2.不静定はりの曲げ変形の計算をすることができる.
 3.柱の座屈荷重を計算することができる.
 4.他者に理解してもらえるように,問題の解き方を口頭あるいは文章で説明することができる.

本科目に関するディプロマ・ポリシー項目
○ 2024年度以降の入学生
 下記リンク先のカリキュラム・マップを参照
 URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
○ 2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力: 知識・理解力・応用力【DP-J-1-1】
           コミュニケーション力【DP-J-2-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 80% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 70% 30% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 100% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 71% 19% 10% 0% 0% 100%

教科書・参考書

教科書:「ビジュアルアプローチ 材料力学」 石田良平・秋田剛著 森北出版

参考書:「機械工学基礎課程材料力学」中井善一編著 朝倉書店(昨年度の教科書)
    「よくわかる機械工学4力学の演習」西原一嘉編著 電気書院

必要に応じて資料を配布する.

オフィスアワー

オフィスアワーの開設時間と場所は以下のとおりです.
開設時間:月曜日の3,4限目
場所:A号館2階 教員室2
ただし,講義,会議,出張等で不在の場合があります.
また,他の曜日,時間でも在室の時は対応します.

その他

「材料力学2」で扱う内容は,「材料力学1」で扱う内容を必要とするものが多いので,必要な場合は復習をしながら講義を進めるが,「材料力学1」を習得していることが望ましい.
また,各回の講義はその前の講義と連続しているので,事前学習として示されている内容に加えて前回の講義内容を見直しておくこと.
定期試験の解答例は掲示します.
講義中に小テストを行った場合は採点して返却する.また,解答例は掲示します.
配布資料は事前にMoodleにアップロードします.

実務経験のある教員による授業科目