2025年度後期計測工学

曜日・時限 金曜日2時限 期別 後期 週時間数 2
ナンバリング GF230104
開講学科等 情報通信工学部-通信工学科
教員名 光本 浩士
光本 浩士
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e5%85%89%e6%9c%ac%e3%80%80%e6%b5%a9%e5%a3%ab

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目的

計測工学は、工学全般に関わる基礎的内容を含んでいます。通信工学においては、電気に関する諸量の基本的な概念を把握することは極めて大切であり,またそれらの諸量の計測について学ぶことは実験,研究,開発に欠くことが出来ない。以上の事を考慮し、本講義では、工学共通となる内容に続き、通信工学の基礎となる電気電子計測に関わる内容について理解し実際に使用できることを目的とする。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 A,C 測定と計測 事前学修 講義全体の内容の把握(2時間)
事後学修 測定と測量、次元の復習(2時間)
2 A,C SI組立単位 事前学修 国際SI単位系の調査(2時間)
事後学修 HPの調査、接頭語の復習(2時間)
3 A,C 電気工学と熱工学の組立単位、数値計算における誤差 事前学修 組立単位の調査(2時間)
事後学修 電気と熱との関係の復習(2時間)
4 A,C 有効数字、計算過程での誤差
測定の精度
事前学修 四則演算における誤差の調査、かたよりの調査(3時間)
事後学修 乗除演算における誤差式の導出の復習、誤差、かたより、残差、偏差の式の復習(3時間)
5 A,C 誤差の定義式 事前学修 ヤング率の予習(3時間)
事後学修 1/100の精度で測定する方法の復習(3時間)
6 A,C 確率誤差 事前学修 確率誤差の部分の予習(3時間)
事後学修 レポート課題による演習(3時間)
7 A,C 確認テスト及び内容の振り返り
電気計測:デシベル
事前学修 今までの内容の復習をしテストに備える(3時間)
事後学修 確認テストでできなかったところを復習
デシベルによる減衰経路における計算の復習(3時間)
8 A,C テストの解説
絶対計測,可遡及性と標準器
指示計器:可動コイル型指示計器1
事前学修 logの計算の性質について復習する。フレミングの右手の法則の復習をする。(2時間)
事後学修 確認テストの復習(2時間)
9 A,C 指示計器:可動コイル型指示計器2 事前学修 電圧計、電流計の調査(2時間)
事後学修 可動式コイルにかかる力と制動バネとの関係の復習(2時間)
10 A,C 熱電計、倍率器、分流器 事前学修 直列、並列回路の回路計算の復習(2時間)
事後学修 倍率器、分流器の回路、抵抗値の計算の復習(2時間)
11 A,C ブリッジ、零位法計測法 事前学修 可変抵抗の復習(2時間)
事後学修 ブリッジ回路の関係式の導出を復習する。(2時間)
12 A,C 交流と交流電力
交流ブリッジ
事前学修 交流に関する復習、変圧器の復習、直流ブリッジの復習(2時間)
事後学修 授業で取り上げた用語の復習、比型ブリッジ、積型ブリッジの式の導出の復習(2時間)
13 A,C まとめ
復習問題
事前学修 確率誤差、倍率器、分流器の復習、交流ブリッジの見返し(2時間)
事後学修 できなかった問題を特に復習しテスト対策を行う(2時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

1.SI組立単位系について接頭語(k,M)を含め正しく使える
2.誤差を含む計測値の取り扱いができる
3.確率誤差を計算できる
4.指示計器の構造と設計について説明、設計できる
5.零位法、ブリッジの公式の意味を説明でき、それを利用できる

本科目に関連するディプロマ・ポリシー項目
〇2024年度以降入学生
下記、記載のカリキュラムマップを参照。
https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/
※各学科/専攻名称のカリキュラムポリシー下段の
 「カリキュラムマップ」よりご確認ください。

〇2023年度以前入学生
   修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-F-1-1】

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 50% 80% 20% 100%
小テスト、小論文 20% 100% 100%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 10% 80% 20% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 5% 100% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 授業ごとの確認テスト:::::::::: 15% 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 68% 10% 0% 5% 2% 85%

教科書・参考書

教科書:「計測システム工学の基礎」西原主計,山藤和男著:森北出版
参考書:「電気電子計測」廣瀬明著:数理工学社(発売:サイエンス社)

オフィスアワー

水曜日 13:10~14:10 教員室:A号館2F 43室

その他

合格点に達しない場合、出席数が50%を超えていなければ、E評価とする。出席数が50%を超えるとは、開講が13回ならば出席数が7回以上のことである。
授業理解度によって12回目を演習中心に当てる。
PC、スマホなどのデジタル機器は机の上に置かずしまっておくこと。無断での撮影は禁止する。各自でノートに書き留めること。
課題については、授業内およびMoodleなどで適宜、解説・解答を行い、フィードバックします。
ほぼ毎回5分程度の確認テストを実施します。教員の指示に従わない場合は減点をすることがあります。

実務経験のある教員による授業科目