2025年度前期化学1

曜日・時限 木曜日3時限 期別 前期 週時間数 2
ナンバリング EN120205,EU120205
開講学科等 工学部-基礎理工学科
工学部-環境科学科
工学部-基礎理工学科 数理科学専攻
工学部-基礎理工学科 環境化学専攻
教員名 田中 孝徳
田中 孝徳
職務履歴

https://research.osakac.ac.jp/index.php?%e7%94%b0%e4%b8%ad%e3%80%80%e5%ad%9d%e5%be%b3

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目的

化学は物質の科学とも呼ばれ、生物学・地球科学・宇宙科学・数学といった他の基礎科学や、材料工学・電子工学・環境工学・農学・薬学・医学といった応用分野と深い関わりを持つ重要な科目である。本科目では、高校における化学を復習した後、大学において新たな視点で学ぶ化学の基本を学習することを目的とする。

2024年度以降に基礎理工学科に入学した学生、および2020~2023年度に環境科学科に入学した学生は、食品衛生管理者資格および食品衛生監視員任用資格取得のために本科目が必要なため、資格取得を目指す場合は本科目を履修すること。

授業計画

授業回 形式 学修内容 学修課題
1 AC 周期表と原子、化学について高校までの復習 事前学修 シラバスを読み、周期表の成り立ち、原子量・分子量、物質量(mol)、濃度、水素イオン指数、酸化と還元について予習する(2時間)
事後学修 周期表の成り立ち、原子量・分子量、物質量(mol)、濃度、水素イオン指数、酸化と還元についてノートにまとめる(3時間)
2 AC 原子の構造、電子配置、イオン化エネルギー 事前学修 原子の構造、電子配置、イオン化エネルギーについて予習する(2.3時間)
事後学修 原子の構造、電子配置、イオン化エネルギーについてノートにまとめる(2.3時間)
3 AC 有効核電荷、原子の半径、イオン化エネルギー 事前学修 有効核電荷、原子の半径、イオン化エネルギーの関係について予習する(2.3時間)
事後学修 有効核電荷、原子の半径、イオン化エネルギーの関係についてノートにまとめる(2.3時間)
4 AC 化学結合:共有結合、混成軌道 事前学修 共有結合と混成軌道による多重結合について予習する(2.3時間)
事後学修 共有結合と混成軌道による多重結合についてノートにまとめる(2.3時間)
5 AC 混成軌道と分子の形 事前学修 混成軌道と分子の形について予習する(2.3時間)
事後学修 混成軌道と分子の形についてノートにまとめる(2.3時間)
6 AC これまでの授業の復習と課題研究の説明 事前学修 これまでの授業内容についてノートを確認して、不明な点などを整理する(2.3時間)
事後学修 これまでの授業内容について、授業で解決したことや参考書などで調べたことをノートにまとめる。また課題研究について考える(2.3時間)
7 AC 化学結合:イオン結合、電気陰性度、金属結合、配位結合 事前学修 イオン結合・金属結合・配位結合について予習する(2.3時間)
事後学修 イオン結合・金属結合・配位結合についてノートにまとめる(2.3時間)
8 AC 化学結合:水素結合と水の性質 事前学修 水素結合と水の性質の関連について予習する(2.3時間)
事後学修 水素結合と水の性質の関連についてノートにまとめる(2.3時間)
9 AC 物質の三態:固体(金属結晶・イオン結晶・共有結合結晶・分子結晶) 事前学修 固体を作る金属結晶・イオン結晶・共有結合結晶・分子結晶について予習する(2.3時間)
事後学修 固体を作る金属結晶・イオン結晶・共有結合結晶・分子結晶についてノートにまとめる(2.3時間)
10 AC 物質の三態:液体と気体の性質 事前学修 液体と気体の性質、および状態方程式について予習する(2.3時間)
事後学修 液体と気体の性質、および状態方程式についてノートにまとめる(2.3時間)
11 AC 実在気体、課題研究の説明、化学電池と物理電池 事前学修 実在気体について予習する(2.3時間)
事後学修 実在気体についてノートにまとめる。また課題研究について考える(2.3時間)
12 AC 実在気体における分子間相互作用、水と二酸化炭素の状態図 事前学修 実在気体における分子間相互作用について予習する(2.3時間)
事後学修 実在気体における分子間相互作用、および水と二酸化炭素の状態図についてノートにまとめる(2.3時間)
13 AC これまでの復習と到達目標の確認 事前学修 これまでの内容について、ノートを確認し、不明な点などを整理する(2.3時間)
事後学修 これまでの授業内容について、授業で解決したことや参考書などで調べたことをノートにまとめる(2.3時間)

授業形式記号

  • A:一斉授業(通常の講義)
  • B:問題発見・解決学習、プロジェクト学習
  • C:体験、実験、実習、演習など
  • D:調査 分析、解析など
  • E:ものづくり、作品制作
  • F:グループワーク(ディスカッション・ディベートを含む)
  • G:プレゼンテーション
  • H:地域・企業 連携型学習
  • I:その他

到達目標

〇 2024年度以降の入学生
  下記リンク先のカリキュラム・マップを参照.
     URL: https://www.osakac.ac.jp/about/policy/faculty/

〇 2023年度以前の入学生
 修得する資質・能力:知識・理解力、応用力【DP-U-1-1】【DP-N-1-1】

 1.電子の軌道の観点から、原子、化学結合について系統的に理解し、その内容を説明できる。
 2.固体、液体、気体の構造や特性について理解し、その内容を説明できる。
 3.問題演習を通じて電子の軌道・化学結合・物質の三態に関する理解を深め、化学的思考力を養い、学んだことを説明することができる。

評価方法と評価観点

評価方法 配点合計知識・理解力応用力コミュニケーション力態度・志向性創造力 合計
定期試験またはレポート試験 60% 70% 20% 10% 100%
小テスト、小論文 0%
グループワーク 0%
プレゼンテーション 0%
レポート、宿題 30% 60% 20% 10% 10% 100%
授業での姿勢(ノート、質疑など) 10% 50% 50% 100%
作品、パフォーマンス(実技、実演) 0%
その他1(具体的に: 0%
その他2(具体的に: 0%
100% 65% 18% 0% 8% 9% 100%

教科書・参考書

教科書:「理工系の基礎化学」中村潤児・神原貴樹著、化学同人
教科書に沿った授業を行うため、必ず購入すること。

オフィスアワー

オフィスアワー:木曜日11:00~12:00(出張・会議で不在の場合あり)。事前にtanaka@oecu.jpまで連絡をすると確実に約束できる。
場所:A号館 3階教員室08
夏季(または冬季、春季)休暇などを活用し、授業内容の理解をさらに深めるための学修時間を確保すること。

その他

授業中の課題および課題研究で成績の30%を評価する。授業中の課題については、次の週に正答例を講義中に示すので、自己採点できる(レポートは返却しない)。
また、出席とノートチェックで成績の10%を評価する。このため、ノートは毎回必ず用意して必要事項を記入するようにすること。
最後の定期試験で成績の60%を評価する。

実務経験のある教員による授業科目